第二章「実戦！SDLでゲーム作り①～某宇宙人～」第五話


今回のメイン部分を、現在完成分のみ使うように組んでみて、 ここまで正常に起動するかどうか試してみましょう。

Def.hには、すべてのヘッダーファールを書き込むようにしましょう。

Mainでは、GameInit()とGameMain()に処理をさせるだけでOK。
今回は、画面を毎回黒く塗りつぶすために、

SDL_FillRect

というのを使ってます。引数に
（塗りつぶしたいSDL_Surface型 , 塗りつぶす範囲のSDL_Rect型 , 32ビットで指定する色)
を使います。

ゲームの内容は、GameMain.cppでする。
現段階では、自機の描画と、キー入力による自機の移動をするための、MoveChara()を呼び出すだけ。


サンプルソース



Def.hのソース 
#ifndef __DEF_H__
#define __DEF_H__

#include "SDL/SDL.h"
#include "SDL/SDL_image.h"

#include "InitEventEnd.h"		//ここにすべてのヘッダーファイルを書いておくと便利。
#include "Draw.h"
#include "Input.h"
#include "Game.h"

#pragma comment(lib, "SDL.lib")
#pragma comment(lib, "SDLmain.lib")
#pragma comment(lib, "SDL_image.lib")

#ifdef __MAIN_CPP__
SDL_Surface *screen;			//Main.cppなら普通に宣言
#else
extern SDL_Surface *screen;		//それ以外は、外部宣言
#endif

#endif
Main.cppのソース 
#define __MAIN_CPP__
#include "Def.h"

int main(int argc, char* argv[])
{
	if(!Init())		//初期化＆確認
	{    
		printf("初期化に失敗しました");
		return 0;
	}
    
	GameInit();			//ゲーム初期へ

	while(1)			//メインループ
	{
    
        	SDL_Rect dest;
			dest.x = 0;dest.y = 0;
			dest.w = 640;dest.h = 480;
			Uint32 color= 0x00000000;
			SDL_FillRect( screen, &dest, color );		//画面をcolorの色で塗りつぶす関数。

        	GameMain();		//ゲームのメインへ

		SDL_Flip(screen);

		if(!Event())	break;	//イベント確認

		SDL_Delay(30);		//休憩。（アニメの動作が遅ければ、ここの数字を減らす）
	}
    
	SDL_FreeSurface(screen);	//SDL_Surface型変数の中身を消去する。

	//GameEnd();			//ゲーム終了へ
	End();				//終了処理へ
	return 0;
}


Game.hへ追加分ソース 
void GameMain(void);		//ゲームの処理
GameMain.cppのソース 
#include "Def.h"

void GameMain()
{
	MoveChara();		//現段階では自機の移動のみ。
}


～～第六話へ～～